はじめに
講習会でも話させて頂いた内容なのですが、初心者の方にまず知ってほしいことは、
「格闘ゲームはターン制である」
ということです。
なぜまずこの事を知ってほしいのかというと、どこでターンが入れ替わっているのか分かることで、プロの試合でどんな攻防が行われているのか分かるからです。
ターン制の原理を理解することで、プロがどんな意図で技を繰り出しているのか、それを少しでも知ることができ、よりプロの試合を楽しむことが出来る上に、プロの凄さを感じることが出来るでしょう。
ターン制の原理
格闘ゲームにはフレーム(frame)という時間の尺度があります。
フレームとは1秒を60分割したもので、簡単に言えば、
1フレーム=1/60秒
となります。
近距離で小技をガードさせたり、飛び攻撃をガードさせたり、相手をダウンさせ起き上がりを狙ったりすることで、相手よりも少しだけ先に動ける瞬間を作ることが出来ます。
つまり、これが攻めのターンになります。
格闘ゲーム用語ではこの攻めのターンを「有利フレーム、+フレーム」と呼びます。
逆に相手よりも後に動いてしまう場合は、守りのターンとなり、その事を「不利フレーム、-フレーム」と呼びます。
この攻めと守りのターンが激しく入れ替わるのが格闘ゲームの醍醐味であり、基本のルールなのです。
しかし、この基本ルールを破る存在があります。
それが「無敵技」です。
無敵技で代表的なのは昇竜拳ですよね。
いわゆるパナシが嫌われる理由には、この守りターンを切り返せるというルール破りがあるのです。もちろん切り返せる分、リスクは大きい場合が殆どです。
感覚的には、
「おい、今はお前が守るターンだろ!何でこっちがダメージ食らわなきゃいけないんだ!」
と多くの格闘ゲーマーは感じているのです。
動画勢の方々も、
「今のウメハラのサマソは守りのターンを切り返すために打ったんだぜ」
と知らない人に解説してあげて下さい。
格闘ゲームを知らない人は、へー!と驚いてくれること間違いなし!
それでは今回の記事はこれにて終わりにします!
「格闘ゲームはターン制である」覚えて帰ってくださいね。
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